2009年8月31日月曜日

民主党の不安要素

選挙は予想通り民主党が大勝しました。
最大の公約ともいえる「官僚支配からの脱却」を徹底して進めてもらいたいですね。

不安要素も色々ありますが、最大の懸念は党内部で方向性が見いだせていない外交。
東アジア外交に重点を置くのは結構ですが、各国と交渉する前に自らの考えを公にするのは必定です。
とくに次の3地域について、鳩山氏は首相就任演説で、その領有権が日本にあることを明確にすべきです。

北方4島、竹島、尖閣諸島

「初めから相手国を刺激すべきではない」という考えもでるかしれませんが、
自らの領有権について口ごもるのは日本政府くらいでしょう。
自らの考えを明確にせずに交渉に臨むのは却って、相手国に失礼です。
民主党が政権をとればその度合いが更に酷くなる懸念があります。
特に小沢一郎氏が足を引っ張る危険性が大きいように思いますね。

2009年8月25日火曜日

戦略家 小沢一郎

「民主党優勢」でスタートした衆院選ですが、最終コーナーに入ってもその優位は動きそうにありません。

この陰には黒子に徹して、選挙戦を実質的にリードしている小沢一郎氏のスゴ腕が見え隠れしています。
味方にすれば頼もしいが、敵に回せば恐ろしい男と言えるでしょう。

しかし、あくまで「裏に回れば強い」男というわけで、いざ政権を取って党や国民をリードするカリスマ性はほとんど「ゼロ」に等しい気がします。

政権奪取後も彼には「お役所天国」実質撲滅のため、引き続き黒子に徹して暗躍してもらいたい。
間違っても内閣総理大臣の椅子を狙わないでもらいたいですね。

2009年8月16日日曜日

民主党は権力闘争でふるいを...

田中真紀子夫婦の加入でますます、烏合の衆になりかねない民主党ですが、
それでも官僚と抱き合わせで腐りきった自民党よりマシ、ということでしょうか。

もし民主党が政権を取ったら、マニフェストの指針から外れた発言・行動をする党員は国会議員といえども、どんどん粛清する覚悟が必要ですね。党首とて例外ではありませんゾ。
もちろん、国政そっちのけは困りますが、このままの党員構成ではいずれ分裂するのは目に見えています。

2009年8月14日金曜日

容疑者の子供

酒井容疑者に関して、当然のことながら色々な批判がメディアから流されています。
同じ年ごろの子供を持つ母親からは
「子供が可哀そう、なぜ子供のことを考えなかたのか」
というごく自然と思える感想が多く伝えられています。
こうした中に
「子供が苛めに会うのが可哀そう」
というのも少なからずあるようです。

しかし、この意見の裏には
「苛めにあうのは必然、(あるいは当然)」
というニュアンスを私は感じてしまいます。

確かに苛めにあって、本人がつらい思いをすることが予想されます。
それならば何故、もう一歩踏み込んで
「学校や同級生の親が、一致協力しあって、苛めの発生を防がなければならない」
という意見が出てこないのでしょうか?。
逆に、
「あの子と同じクラスにさせたくない」
というアホな親まで出てくる懸念もあります。

この子の学校や同級生の保護者に、やるべきことがあると思います。
子供に何の罪もありません。
せめて学校では、これまで通りの生活を送らせてやって欲しいと思います。



2009年8月10日月曜日

フェアトレード

最近この言葉をよく耳にするようになりました。

アフリカなどの途上国と正当な取引によって商品の売買をしようということです。
えげつない中間搾取を排除するために立ち上がった民間組織がいくつかあります。

趣旨には基本的に賛成なので、まずは実際にその商品であるコーヒー豆をネットで購入してみました。
450円/100gの単価でしたが、いつも買っている豆と比較すれば明らかに品質が落ちるのは否めません。
ちなみにいつも買う豆は500円/100gですが、価格差以上に品質に差があり、消費者としてはこちらを選びます。

消費者も「フェアトレード」だから品質の差は辛抱すべきなのでしょうか?
既存の業者や農園がすべてアンフェアというのではなく、良心的にやって、企業努力を重ねているところもあると思います。
また、フェアトレードの認知度が上がるにつれて、「似非フェアトレード」も出てくるでしょう。
消費者はどうやって見分けたらよいのか?

こういう動きが活発になるのは歓迎しますが、貿易取引という市場経済の場だけで勝負するのは無理があるような気がします。

例えば現地へのツァーを組んで交流を深める中で、実際に現地で作られ、正当に取引される姿を目にしながら商品も購入する。
といった幅の広い活動が必要な気がします。

こうした交流のなかから品質差以上の価値をもったものが得られるような気がします。


2009年8月3日月曜日

お役所がひた隠す財源データ

財源論争が賑やかですが、水かけ論の様相を呈しています。
その原因は元となる会計データがはっきりしないことにあります。
お役所がひた隠しに隠しているからです。
それを庇っているのが自民党だと言えます。
おそらく都合の悪いデータがぎっしり詰まっているからでしょう。

民主党に「財源はどうする?」と言う前に、年金などの特別会計を含む財務データをお役所に明らかにさせるべきですね。これを長年にわたってやってこなかったツケがどうやら回ってきたようです。

民主党もバラマキ公約は止めて、
「外交、軍事の一部を除き会計データは予算・決算ともすべて公開させる」
という公約一本でどうでしょうかねえ?