2009年10月21日水曜日

簡保の宿の話は?

西川社長の辞任、元大蔵官僚の新社長就任でメディアは賑わっていますが、
「天下り人事」の話ばかりが出ているようで、問題の本質は埋もれてしまっているようです。

西川社長の辞任騒ぎの発端は簡保の宿売却問題。
オリックスに70施設を109億円で商談をまとめ上げたところで、
鳩山弟君などが
「安すぎる、国民の資産をなんと思っておるんだ!」
とお怒りになったことが、騒動の始まりでありました。
兄君も激しく同調しておられましたね。

年間数十億円の赤字垂れ流しをストップするために決断されたことで、
私自身はこの西川社長の仕事は大変評価しております。
雇用も喪失させることなく、これだけの価格で売却にこぎつけた西川社長のすご腕に感心したものです。
この辺の評価にについてはこちらのブログで大変分かりやすく書かれていますので、ご紹介します。

さて、新社長の経歴はどうでもよいのですが、
西川さんの仕事を上回れるか、はなはだ疑問です。
要するに、
雇用を喪失せずに109億円以上で売却できるのか
はたまた、売却せずに赤字施設群を見事黒字経営に持っていけるのか、

このどちらも実現できないのであれば、新社長本人はもちろん、
この人事を断行された、亀井大臣や鳩山首相も政治的責任をとってもらわねばなりません。

2009年10月20日火曜日

ハブ空港は大賛成

前原国交相は羽田のハブ空港化を打ち出しましたが、これには大賛成です。
アジアを見ても、すでにシンガポールや韓国の空港に国際競争力において大幅に後れをとっています。

貧弱な滑走路を一本しか持たず、不採算が目に見えているローカル空港を
次から次へと作っていた自民の航空行政にはウンザリしていました。

問題はこの意思を貫徹し、実現に持ってゆく「政治力」です。
利権にまみれた連中が手を変え、品を変え、時には姿を変えて反対してくるのは目に見えています。
これらを「抵抗勢力」として一蹴してしまっても構わないと思うほど、重要で緊急を要するテーマだと思います。

2009年10月10日土曜日

幽霊外交

幽霊には足がありません。
鳩山外交もうわべは口当たりのよいことを実に明確にばら撒いております。

しかしながら、明確で調子のよい上半身に比べて、下半身はまったく見えていません。
温暖化にいかにして取り組むのか、諸外国にどのような要求をしてゆくのか?
中韓と日本に関する歴史認識はどのようなものであるのか?
外国人参政権付与の根拠となるものは何なのか?
日本固有の領土とはどこまでと考えているのか?

諸外国に甘い言葉で囁く前に、わが国民に、その基本理念を明確にしめさないと
「暴走」とみなされ、次回参院選はやはり危ういでしょう。