2010年12月11日土曜日

森の手入れ

最近の環境保全ブームもあってか、私の地元六甲山でも何か所かで組織的に「森の手入れ」の活動が行われています。担い手は60歳以上のリタイア組が多いですね。

私も今年から3か所で初心者として関わらせてもらっています。
体力的には結構きつい部分もありますが、森の中での力仕事は気分爽快です。

やっていることは
Ⅰ、朽木・倒木・枯れ枝の除去
Ⅱ、笹刈り
Ⅲ、茂り過ぎて地表への光侵入を妨げている樹木の除伐
などです。
木を切り倒すには技術経験が必要ですが、
体力的にはその後の整理作業の方がキツイですね。

手入れを行った後の森は明るい光が差し込み、地肌が剥き出しであった地面からも新芽が顔を出すところもあり、概ね気持ちのよい森に生まれ変わってゆくような気がしています。
昨今流行りの「種の多様性」にも貢献しているようにも思います。

但し、どこまで樹木を刈ってよいかはそれぞれの組織の独自の判断によって行われていて、これといった明確な基準はありません。
こうした活動はまだ歴史が浅く、まだ基準の作りようがないのかもしれません。
理論ではなく、トライ・アンド・エラーの繰り返しになるのでしょう。

それぞれの組織が独善になるのではなく(地域特有の個性はあってもよいと思いますが)、互いに情報交換し連携を取り合ってあるべき森の姿を模索することが望ましいと思っていますが、現状ではそれぞれが未だ「点」の活動で「面」の広がりにはなっていないと感じています。

リンクは私が参加している修法ヶ原の森の様子です。

2 件のコメント:

Ashgarden さんのコメント...

ご苦労様です。
手入れの結果として森がよみがえれば、小動物たちや野鳥・昆虫も戻って来るかも知れませんね。
私たちの命が在る間に結果は出ないかも知れませんが、森の精気やフィトンチッドを胸いっぱい吸って元気を維持してください。

newton-kobe さんのコメント...

Ashgardenさん

どういった方法がベストなのかは、なかなか掴めないでしょうが、ブルドーザーなどの重機や人工の構築物を持ち込まず、森を楽しむ人々が手作業でやっている限り、大きな間違いは生じないような気がします。

楽しみながら作業を続けと行こうと思っています。