2025年1月10日金曜日

 【夜明け前拾い読み-8】

江戸から帰還後約3年、30歳を過ぎた多頃半蔵が平田門下として東美濃での自分の位置づけを自覚しはじめたようです

以下本文抜粋しました。

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半蔵 に し て 見る と、 彼 は この 伊那 地方 の 人 たち を 東美濃 の 同志 に 結びつける 中央 の 位置 に 自分 を 見いだし た ので ある。 賀茂真淵 から 本居宣長、 本居宣長 から 平田篤胤 と、 諸 大人 の 承け 継ぎ 承け 継ぎ し て 来 た もの を 消え ない 学問 の 燈火 に たとえる なら、 彼 は 木曾 の よう な 深い 山 の 中 に 住み ながら も、 一方 には 伊那 の 谷 の 方 を 望み、 一方 には 親しい 友だち の いる 中津川 から、 落合、 附 智、 久々 里、 大井、 岩村、 苗木 なぞ の 美濃 の 方 にまで、 あそこ にも、 ここ に もと、 その 燈火 を 数え て 見る こと が でき た。

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