【夜明け前拾い読み-17】
平田国学には攘夷という考えはあまりなかったようです。
以下私の解釈ですが
但しそれは「考え方やこれまでの風習と異なってもむやみに排斥するな」と言う程度のもので日本人にとって「暴挙」と言えるものをどうするかは教えていない。黒船来襲の前ですから。平田が現代に生きていて埼玉などの不法滞在外国人の暴挙をみたらどう思うか聞いてみたいところです。
以下本文抜粋しました。()内は私の注釈です。
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先師(平田篤胤)と言えば、外国よりはいって来るものを異端邪説として蛇蝎のように憎みきらった人のように普通に思われているが、『静の岩屋』(平田の著作)なぞをあけて見ると、近くは朝鮮、シナ、インド、遠くはオランダまで、外国の事物が日本に集まって来るのは、すなわち神の心であるというような、こんな広い見方がしてある。
先師は異国の借り物をかなぐり捨てて本然の日本に帰れと教える人ではあっても、むやみにそれを排斥せよとは教えてない。 この『静の岩屋』の中には、「夷」という古言まで引き合いに出して、その言葉の意味が平常目に慣れ耳に触れるとは異なった事物をさしていうに過ぎないことも教えてある。
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#島崎藤村

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