2025年1月9日木曜日

 【夜明け前拾い読み-5】

~神奈川での英国商人との取引打診~
主人公と同郷の商人が外国人との取引に「旨味」を感じた場面です。
混乱する幕府や一般庶民とは対照的に描かれていますね。
以下本文抜粋しました。()内は私の注釈です。
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「糸目 百 匁 あれ ば、 一両 で 引き取ろ う と 言っ て い ます。」   この 売り込み商の言葉 に、 安兵衛(美濃の生糸売り商人)らは 力 を 得 た。 百 匁 一両 は 前代未聞 の 相場 で あっ た。   早い 貿易 の 様子 も わかり、 糸 の 値段 も わかっ た。 この 上 は 一日 も 早く 神奈川 を 引き揚げ、 来る 年 の 春 までには できるだけ 多く の 糸 の 仕入れ も し て 来よ う。 この こと に 安兵衛 と 李 助 は 一致 し た。 二人 が 見本 の つもり で 持っ て 来 て、 牡丹 屋 の 亭主 に 預かっ て もらっ た 糸 まで 約束 が でき て、 その 荷 だけでも 一個 につき 百 三十 両 に 売れ た。
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