【夜明け前拾い読み-14】
街道の人の流れが西→東から東→西に向かうようになり、時の流れも加速しはじめたことを半蔵は強く意識し始めました。
以下本文抜粋しました。
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年も暮れて行った。明ければ文久三年だ。その時になって見ると、東へ、東へと向かっていた多くの人の足は、全く反対な方角に向かうようになった。時局の中心はもはや江戸を去って、京都に移りつつあるやに見えて来た。それを半蔵は自分が奔走する街道の上に読んだ。彼も責任のあるからだとなってから、一層注意深い目を旅人の動きに向けるようになった。
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#夜明け前
#島崎藤村

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